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スピーカー

森崎 修司

略歴

博士号を取得後、インターネットサービスプロバイダーでオンラインストレージサービスの開発にソフトウェアエンジニアとして従事。大学に転職後、実証的ソフトウェア工学の研究に従事。秘密保持契約の下で合計58社と共同研究を実施。また、11人の社会人博士の学生の学位取得を支援、審査した。日本品質管理学会評議員(2022年~)、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の3つのワーキンググループの主査(2015~2018年)、ソフトウェア品質シンポジウム2013~2024の実行委員長を務める。

発表について:
- 言語:英語(同時通訳あり/日本語のリアルタイム通訳をご提供します)

テストや文化の多様性での気づきをうまく使ったQAの効率化とプロダクト価値向上

テストの一番の目的はバグを見つけたり実施したテストの範囲内でバグがないことを確かめたりすることです。これにくわえて、テストで得られた気づきをうまく活用することでより効率的な品質保証(QA)やプロダクトの価値向上にもつなげられます。また、本イベントの参加者は文化の違いから気づきを得ています。

本講演では、まず、まだ気づきを十分には活用できていない方の理解を助けるために、気づきをチームと共有したり気づきによりプロセス改善したりすることでどのように効率向上や価値向上につながるかを示します。次に、気づきは活用できているけれどすべての気づきが効率や価値につながるわけではないと感じている方むけにどのような気づきを選んで活用すべきか手間と効果を基準とした方法を紹介します。具体的には、バグに関する気づきからバグ分類とより適切な検出手法を選んで効率的なQA活動につなげる方法、ユーザの習熟度に関する気づきからユーザに合わせたプロダクトの価値をより適切に見定める方法を紹介します。