私は「質の追求」を信条としています。誰もが自分の仕事に誇りを持ち、企業は高品質な製品づくりを目指すべきだと考えています。
これまで23年間IT業界に身を置き、エンジニアリングや品質保証(QA)、そして後進の育成に注力してきました。
また、大の動物好きでもあり、これまでに50匹以上の犬や猫を保護し、育ててきました。
**価値、お金、そしてコスト:テスト戦略における「究極の共通言語」**
自分のプロダクトにとって適切なテストの量はどれくらいか、あるいは、今の状況において最も効果的なテスト手法はどれかと悩み、答えを出すのに苦労したことはありませんか?
ソフトウェア開発において、テストの「ベストプラクティス」に万能な正解はありません。プロダクトは一つひとつ異なるものです。人命に関わる医療機器で有効な手法が、シンプルなコンテンツ管理システム(CMS)にも適しているとは限りません。
テスト戦略の設計をさらに難しくしている要因があります。それは、多くの専門家が「シフトレフト」や「シフトライト」、「TDD(テスト駆動開発)」、「ペアプログラミング」、「コードレビュー」といった、品質向上のためのあらゆる施策を導入すべきだと推奨していることです。現場では、市場投入までの時間の短縮、バグの削減、テスト容易性の向上、テストカバレッジの拡大といった言葉が飛び交っています。
しかし、たとえエンジニアがある手法を「良いものだ」と信じ、今の状況に合っていると考えていても、マネージャーを説得するための経済的な裏付けが欠けていることが少なくありません。その結果、テスト戦略がプロダクトの採算性(プロダクト・エコノミクス)と切り離されてしまっているのです。
目的にかなったテストアプローチを導き出すことは、実はそれほど複雑なことではありません。QAエンジニア、ソフトウェア開発者、そしてマネージャーが、テスト戦略や手法について論理的に対話するための共通言語——すなわち「価値とお金」という言語——を確立できるよう、お手伝いしましょう。